仔犬・仔猫を迎えたら - 西宮市の動物病院「パール動物病院」

仔犬・仔猫を飼われた方へ　〜ワクチン接種のお話など〜

初めての受診に際してのご注意

ペットショップ・ブリーダーから購入した仔犬・仔猫の場合

仔犬・仔猫を迎えた場合、通常はお店の指示で混合ワクチンの接種や健康診断などで動物病院を受診することになります。
受診するタイミングは、家に来てすぐではなく、最低でも一週間は家で静かに様子を見てください。

チェックするところ（仔犬も仔猫も同じです）

特に問題がなければワクチンの接種予定日に、ケージやキャリー、購入時の箱などに入れて、平日の午前中にご来院ください。家で様子を観察している間に何か問題があれば、まず購入したお店やブリーダーに連絡してどうすればいいか尋ねてください。
（お店が指定する病院以外で、お店の許可なく診察・治療を受けると、治療費の補償等が受けられなくなることがありますのでご注意ください）

病院での診察が必要であれば、お電話でお問い合わせください。
来院していただく時間や持ってきていただくものなど、ご説明させていただきます。

一般の家庭で生まれた仔犬・仔猫を譲ってもらった場合

譲り受ける前の仔犬や仔猫の状態（食欲や元気さ便の状態など）がわかっているはずですので、様子の観察は家に来てから２〜３日で十分です。
ワクチン接種時期がきましたら、平日の午前中にご来院ください。気になる事がありましたら、来院前にお問い合わせください。

保護した仔猫を飼う場合

仔猫の中には、公園や空き地に捨てられたり、庭先で生まれてしまったりすることがあり、保護される場合が多いのが現状です。
母猫の所在や授乳歴などが不明な事が多く、ウイルスの感染や寄生虫に感染していることがあります。
早めの健康診断をおすすめします。

初診時に持ってきていただいた方がよいもの

誕生日が分かるもの。
混合ワクチンの接種記録（接種証明書など）
少量の便（できるだけ新しいものをひとかけら、ビニール袋やラップなどで包んで）
治療中なら、検査結果やお薬、病気の経過がわかるもの。

平日の午前中に来院していただきたい理由

仔犬や仔猫は、慣れない病院で診察を受けることで緊張し疲れます。
また、ワクチン接種や寄生虫の駆虫などの後には、数時間後にアレルギー反応などが起こる可能性もあります。
午前中に来院していただいた場合は午後の診察終了まで時間がありますので、何か起こってもすぐに診察することができます。
しかし、午後に来院していただいた場合には、帰宅後何か起こりましても、診察終了後には対応しきれないことがあります。
帰宅後に安心して様子を見ていただくため、余裕を持って、平日午前中（日曜・祝日は午後から休診となります）のご来院をお願い致します。

仔犬のワクチンの接種時期

仔犬の混合ワクチンは成犬とは異なり、生後４カ月頃までに２〜３回接種します。
これは、母親からもらってきた免疫に関係しています。（詳しくは病院でお尋ねください）

仔犬の最初の混合ワクチンは生後５０日前後に接種します。その後、一カ月おきに２回目、３回目と接種して、一年目の混合ワクチンは終わりです。翌年からは、毎年１回の混合ワクチン接種となります。

＊１回目の接種時期によっては２回で終了する場合もありますので、２回目以降のワクチン接種でご来院の際は、生年月日とワクチン接種証明書などの１回目の接種日が分かるものをお持ちください。

仔猫のワクチンの接種時期

仔猫の最初の混合ワクチンは生後５０日前後に接種します。その１ケ月後に２回目を接種して、一年目のワクチンは終わりです。
翌年からは、毎年一回の混合ワクチン接種となります。基本的に、猫の場合は２回接種で終わる事が多いです。

＊ペットショップ等で購入された場合、また、保護された場合など、接種回数が変わる事があります。

狂犬病予防接種と飼い犬登録

日本では生後９０日以上の犬には年１回の狂犬病予防注射の接種と飼い犬登録が義務付けられています。
３回目（または２回目）の混合ワクチンの接種が終わったら、１か月後に狂犬病予防注射と飼い犬登録をしましょう。

西宮市・神戸市に在住の方であれば、当院にて飼い犬登録が可能です。
それ以外の市町村や他府県の方は、当院で発行する狂犬病予防注射証明書をお住まいの地域の市役所に提出して登録手続きをしてください。

＊神戸市の場合は、月ごとにまとめて手続きをおこないますので、書類や鑑札は後日お渡しさせていただきます。

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